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箱庭の名前

Lost Heaven あとがき
Lost Heaven 全15話 完結です。

少しあとがきみたいなものを書こうと思います。
完全にネタバレになるので最後までお読みで無い方はご注意を。


あんまり語りすぎると蛇足感があるかもしれないので簡単に。



・Lost Heaven全体について

Lost Heavenというタイトルはラルクの曲、「Lost Heaven」からきてます。
曲名から物語を考えたのです。
最初は曲からイメージして物語をつくり、空賊の話を考えていたのですが…何故こうなった。
今となってはさっぱり分からないです(何せ考えたのが7,8年前なので…)

最後を考えずに、描きながら考えたのでかなりの迷走感、グダグダ感が否めません。
当初は最後エリクとアルフレッドの一騎打ちだったのですが、考えているうちに今回のエンディングになった為アルフレッドの存在感の半端さが…。
今また最初から描き始めたらアルフレッドは登場しないですね、多分。
エリクとリリトがグダグダ旅するだけだと思います。



・エリクについて



エリクは少年のようなイメージで描きました。

エリクには「人の名前を呼ばない」「笑わない」という制約がありました。
なので最後以外名前を呼んでいないし、笑っていないと思います。

名前を呼ぶということはその人の存在を認める、執着している。
笑うということは現状に満足している、幸福だということ。
だと私は考えるので、世界を否定しているエリクは名前を呼ばないし、笑わないのです。

エンディング後は結構笑っているんじゃないかなと思います。

イケメン設定だったので顔描くのに結構気をつかいました…。



・リリトについて



リリトについては何故こんなキャラになったのかさっぱりです。
エリクが結構無反応なのでリリトは明るめのキャラに…と思ったのに何故…。

エリクに対する仕打ちが中盤かなり酷いですよね…。
でもエリクに話したときはもうエリクのことが好きだったのですよ。だから話したのです。
エリクが人の話を最後まで聞かないから…。

リリトのレオンに対する感情は恋愛感情のような、家族愛のような、尊敬のような、あいまいなもので描きました。

エリクと違ってリリトはLost Heavenはあったらラッキーくらいの気持ちで実は探してた感じです。ちゃんと生きていかなきゃ…と無意識に思ってたのだと思います。
何故なら女だからです。



・ペペロンチーノについて

 

私はペペロンチーノの本名が言えません。
もうペペロンチーノでいいじゃない!!

ペペロンチーノをエリクとリリトに同伴させたのはアルフレッドとのバトルの為…だったのですが、無くなったので本当についてきただけになってしまいました。
でもエリクに助言したりと結構重要な役割を果たしてくれました。
ありがとうペペロン。

ペペロンって描きやすいようで描きにくかったです。



・アルフレッド、ライラ、グレンについて

中途半端な扱いになって申し訳ない…。
アルフレッド達の話は番外編でこれから描こうと思ってます。

結構ドロドロした3人です。



・レオンについて

物語中のレオンはリリトから見たレオンなのでかなりリリトフィルターがかかってる感じです。レオンについてもちゃんとかいた方がいいのかなとか思ったりもしましたが、別にいいかなと。
レオンはキリスト教のイメージです。



・最後に

日記にもチラッと書きましたが、長編漫画を完結させたのって初めてなんです。
描き終わった後めっちゃテンション上がりましたもん(笑
エリクの物語を完結させることが出来てよかったなと思ってます。

エリクとリリトは恋人同士なんでしょうかね?
どれだけ考えてもそんな風に考えられなくて。
恋人というより戦友、相棒のように思います。甘くない2人です。


これからアルフレッドの話と、その後を少しだけ何か描く予定です。
もうちょっとエリクの話を描きたいのですよ。

完結させて、初めてエリクというキャラクターが好きだなぁと思いました(笑


前サイトからですので約7年(?)、とうとう完結させることが出来て本当に良かったです。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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